「目指せ!IT サービスマネージャ」検索パフォーマンス 2025 年版

2025 年における「目指せ!IT サービスマネージャ」の検索パフォーマンスを分析した。

本分析に用いたデータは,Google Search Console より取得したものである。

1. 検索パフォーマンスの概要

2025 年のクリック数は前年比 △7.71 %,表示回数は前年比 30.64 % であった。表示回数は大きく増加したものの,クリック数には結び付かなかった。

表 検索パフォーマンス
クリック数 表示回数 CTR
2023 19 2870 0.66
2024 1674 49706 3.37
2025 1545 64935 2.38

2. 時系列データの分析

2023年1月1日から2025年12月31日まで 3 年間のクリック数,表示回数,CTR,掲載順位の時系列データを示す。

いずれの時系列データにおいても,Google Search Console より取得した日次データは青線,7 日移動平均 moving average (7 days) は赤線,28 日移動平均 moving average (28 days) は緑線で示す。

2-1. クリック数の推移

2025 年 4 月 19 日(令和 7 年度 春期試験の前日)に 95 回のクリックを記録した(表示回数 1163 回,CTR 8.17 %,掲載順位 8.7 位)。これは 2024 年 4 月 20 日の 123 回に次ぐ,過去 2 番目の多さである。

図 クリック数の推移

2-2. 表示回数の推移

春期試験の実施前後以外にも,表示回数が急増する日が散見される。

図 表示回数の推移

2-3. CTR の推移

クリック数と表示回数が安定しないため,CTR も変動している。CTR は低水準であり,改善施策が求められる。

図 CTR の推移

2-4. 掲載順位の推移

2025 年 9 月以降,掲載順位が上昇し,10 位以内で安定しつつある。これは SEO 対策として実施した head 内リファクタリングの効果と推察される。

図 掲載順位の推移

3ページの分析

3-1. クリック数のパレート図

クリック数が突出したページは存在しない。

図 クリック数のパレート図

3-2. クリック数ランキング

クリック数が多いページのランキングを示す。トップページ「目指せ!IT サービスマネージャ」が最も多いが,CTR は 1.71 %,掲載順位は 22.14 位であり,まずは掲載順位の改善が必要である。

ランキング 2 位は令和 5 年度,3 位は令和 6 年度と新しい年度の過去問題ページが続くが,4 位には平成 29 年度が入っている。

3-3. 表示回数のパレート図

トップページ「目指せ!IT サービスマネージャ」の表示回数が突出して多い。CTR が 1.71 % と低いため,クリック率向上の施策が求められる。

図 表示回数のパレート図

3-4. クリック数と表示回数との関係

クリック数と表示回数の相関係数は 0.530 であり,正の相関はあるものの強い相関とは言えない。

図 クリックと表示との関係

4. クエリの分析

ページの CTR を横軸,掲載順位を縦軸とし,クリック数や表示回数をバブルの大きさで示したバブルチャートを用いて分析した。クリック数が上位のクエリにはデータラベルを付与している。

4-1. クリック数のバブルチャート

過去問題から抜粋したような比較的長いクエリが散見される。

図 クリック数のバブルチャート

4-2. 表示回数のバブルチャート

クリック数と同様に,過去問題から抜粋した長めのクエリが多い。

図 表示回数のバブルチャート

5. デバイスの分析

5-1. クリックに用いられたデバイス

クリックの 58.1 % はモバイルであった。2024 年と同様に,約 6 割がモバイル,約 4 割が PC である。

図 クリックに用いられたデバイス

5-2. 表示に用いられたデバイス

表示の 51.5 % はモバイルであった。2024 年の 40.0 % と比較すると,モバイル比率が増加している。

図 表示に用いられたデバイス

6. まとめと今後の方針

6-1. まとめ

2025 年の検索パフォーマンスは,表示回数が前年比 30.64 % 増と大きく伸長した一方で,クリック数は △7.71 % と減少した。特にトップページ「目指せ!IT サービスマネージャ」は表示回数が突出して多いにもかかわらず CTR が 1.71 % と低く,ユーザーが検索結果から遷移しにくい状況が明らかとなった。

また,時系列データからは,春期試験前後にアクセスが集中する季節性が確認できた。掲載順位は 2025 年 9 月以降に改善し,10 位以内に定着しつつあることから,head 内のリファクタリングが一定の効果をもたらしたと考えられる。

ページ別・クエリ別の分析では,過去問題ページが安定してクリックを獲得している一方で,長めのクエリが多く,ユーザーの検索意図が具体的であることが示唆された。デバイス別ではモバイル比率が増加しており,モバイルユーザーを意識した UX 改善の重要性が高まっている。

総じて,表示回数の増加に対してクリック数が伸び悩んでいる点が最大の課題である。

6-2. 今後の方針

(1) CTR 改善に向けたタイトル・ディスクリプションの最適化

  • 特にトップページの CTR が低いため,検索意図に即したタイトル・メタディスクリプションへの改善が急務である。
  • 過去問題ページについても,年度名・試験区分・「解答と解説」などのキーワードを明確に含めることでクリック率向上を図る。

(2) モバイルユーザー向け UX の強化

  • モバイル比率が 50 % を超えているため,ファーストビューの改善,フォントサイズ,ボタン配置などの最適化を進める。
  • ページ速度の改善もモバイル UX 向上に寄与する。

(3) 内部リンク構造の再設計

  • 過去問題ページ間の回遊性を高めるため,年度別・分野別の内部リンクを強化する。
  • トップページから主要コンテンツへの導線を明確化し,ユーザーが目的の情報に到達しやすい構造を整える。

(4) 検索意図に応じたコンテンツ拡充

  • 長めのクエリが多いことから,ユーザーが求める具体的な情報(例:出題傾向,難易度,学習戦略)を補完する記事を追加する。
  • 試験直前期にアクセスが増える傾向を踏まえ,季節性に合わせた特集ページやまとめ記事を準備する。

(5) 継続的な GSC データ分析と改善サイクルの確立

  • 月次で検索パフォーマンスをレビューし,掲載順位・CTR の変動を追跡する。
  • head 内の構造化データやメタ要素の改善を継続し,検索結果での視認性向上を図る。

7. 更新履歴

  • 2026年1月31日 新規作成

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です